価値観

優しさも人それぞれ

”優しさ”ってどんなことだと思いますか?

たとえば、友達が失恋して落ち込んでいるのを見かけた時、
話を聞いてあげることが優しさ?
放っておいてあげることが優しさ?
美味しいものを食べに連れて行ってあげることが優しさ?
それとも、新しい異性を紹介してあげるのが優しさ?

きっと、どれもホンモノの”優しさ”なんだと思います。
でも、実は”優しさ”って、使い方を間違えると
余計なおせっかいになってしまったり、
相手を傷つける結果を引き起こしかねません。

先日、仕事付き合いのE子さんが、
信じられないといった顔つきで私に訴えました。

「私は彼女のためを思って言ってあげたのに、
放っておいてくれなんて怒鳴るんですよ!どう思いますか?」

仕事をミスした同僚のために、彼女はなぜミスをしたのか、
何が原因だったのか、今後どうすればいいと思うのか、
ということを指摘してあげたと言うのです。
ところが、その同僚は話を最後まで聞かずに泣き出してしまい、
もうかかわらないでほしい、放っておいてと言ったというのです。

「私は彼女のことが心配だったのに、
どうしてあんな言い方をされたのかまったくわかりません」

それはE子さんの同僚に対する”優しさ”から出たものでした。
でも、その人にとっては”優しさ”にはならなかったのです。

E子さん自身は、仕事でミスして落ち込んで時に、
そんなふうに言ってもらえることを望んでいる人なのでしょう。
だから、他人にもそうしてあげることがいいと思ってしまっているのです。

とはいえ、誰もがそうとは限りません。
”優しさ”を”優しさ”として相手に伝えるためには、
相手がどんなことを望んでいる人なのかを
まずは考えることが大切です。
相手あっての”優しさ”だということを忘れないで。
そして、自分の”優しさ”を無にしないでくださいね。

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愛情の度合い

「好きな人の愛が感じられないんです」


Y子さんは19歳。恋人ができて2ヵ月目とのこと。

まだまだ周りが見えないラブラブ状態でいていい頃なのに、

愛情が感じられなくなっているなんて……どうしてなんでしょう?


「彼のほうから付き合って欲しいって言ってきたのに、

電話やメールはいつも私のほうだし、私と約束してても友達から

連絡あればすぐそっちに行っちゃうし。なんか私に対する

愛情の度合いが減ってきてるって感じなんですよね」


愛情の度合いって何なのでしょう?

いつもいつも自分のことを考えてくれて、

いつもいつも自分のためだけに行動してくれる。

そんな恋人だったら愛情満点で合格なのでしょうか?


「私のこと好きなら、それくらいやってくれて当たり前だと思う。

これって釣った魚に餌やらないってことなんだと思うんです」


Y子さんのように、どれだけ愛されてるかばかりを重視して、

相手との関係がおろそかになっている人は少なくありません。

どんなに相手を好きでいても、100%相手に合わせることは不可能です。

上手にパートナーシップをとっていこうと思うのなら、

それぞれが自分の人生を基本にした関係を築いていかなければなりません。

それには、時には自分が我慢したり相手にしてもらったり。

また相手に歩み寄ったり寄られたり。

ぴったりとはいかなくても、できるだけお互いが不快な思いをしないように

擦りあわせを繰り返していくことが大事なのではないかと思います。


「このままだと、私ばかりが我慢してる。

そんなのって不公平だと思いませんか!?」


こういう時って、実は二人の関係が危機に直面してるんではなく、

二人の関係を深められるチャンスがきてるってことなんです。

不公平だなって感じるなら、彼に素直に話してみましょう。

もちろん、ケンカ腰になるのは禁物!

「私はあなたにないがしろにされてる気がして悲しい。

放っておかれるともう嫌われたんじゃないかって不安になる」ってね。


「でもそんなこと言ったら私のほうがゾッコンみたい。

そんなのって負けてるみたいでカッコ悪いと思っちゃう……」


もちろん、どういう態度を取るのもあなた次第です。

ただ、どっちがどれだけ好きだから勝ってる負けてるなんてことにとらわれないで、

シンプルに自分の相手を思う気持ちを大切にすることが

二人の関係を深めるためには必要なことなんです。

つまらない意地を張ったがために、大事なものを失わないように

幸せの芽を摘んでしまわないようにしてくださいね。

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「好き」の意味

Tさんは今年27歳。高校生の頃から数えると、

4人の女性と本命の恋人として付き合ってきたといいます。

「今の彼女は合コンで知り合った。見た目が派手だから

けっこう遊んでるのかと思ったら、全然そんなことなくて。

付き合って1年半になります。一応うまくいってると思う」


そんな恋人がいながらTさんは、この1年で他に

2人の女性とも同時進行で付き合ってきたのだといいます。

「一度に3人ってことはないんだけど、継続してる関係では、

本命と他に1人で2人。もちろん、本命は特別だから、

彼女に他の女の存在を言うことはないけど、後から出会った女には

必ず彼女がいることを話した上で付き合ってる。

だからうまくいってるのかもしれない」


Tさんの口から出る「本命の彼女」という言葉が虚しく聞こえてきます。

どうして悪びれもせず、他の女性と付き合うことができるのでしょう。

彼の心情はどうなのか聞いてみました。すると……

「どっちも好きなんですよね。ただ、順番ってものがあるから、

恋人との関係は壊さないで、他でも恋愛してるって感じだと思う。

どっちかを選ぶかなんてことできないですよ。誰でも同時に

2人以上の相手を好きになることってあるんじゃないですか?」


自分の気持ちだけを考えれば、同時に好きになってしまったんだから

仕方ないで済むのかもしれません。でも、恋愛はつねに相手があるものです。

Tさんは相手の女性に対してはどう思っているのでしょう。

「う……ん。悪いって思ったことはないですね。相手も僕と同じように

他に好きな人ができれば付き合えばって思うし。

人生一度しかないんだから、好きになったら付き合わなきゃ

損じゃないかと思いますよ」


それじゃ、Tさんにとっての「好き」ってどういうことでしょう?

「外見がタイプで、一緒にいて楽しければ好きになるかな。

さらにHが合えば絶対付き合いますけど」

私はここで初めて『好き』という言葉が

いかに曖昧なものなのかを痛感してしまいました。

たった一言なのに、人それぞれでまったく重みが異なり、

全然違う意味にすりかわってしまうのです。

Tさんの言ってる「好き」は、薄っぺらい「好き」。

愛情に繋がっていく「好き」とは違うものだったんです。

そう考えれば、彼が悪気なく他の女性と恋愛できてしまうのも

納得できてしまいますよね。


同時に何人もの人を好きになってしまったら、

自分自身の「好き」の意味を考えてみるといいかもしれません。

ただし、魂と魂が重なり合える愛情へと続いていく、

そんな「好き」という気持ちでいるのだとすれば、

同時にいくつもの恋をする気にはなれないことだけは忘れないで。


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