人との関係

”相性”が悪いとうまくいかない!?

恋愛をすると相手との”相性”が気になるものです。
知り合いのM子さんは最近恋人ができたばかり。
彼との相性が気になって、さまざまな相性占いをやってみたそうです。

ところが、がっくりと肩を落として私にこぼしました。

「良くないっていうお告げの連続でした! 
結ばれてもすぐにダメになるでしょうとか
不幸が続いてもおかしくないので注意とか……。
もうすごいショックです」

占い師や占いの種類によっては、相性を◎や×、
10%、95%というように数値で表すなどして、
良し悪しをはっきりと言い放つものが少なくありません。
もちろん、まったく根拠がないわけではないと思いますが、
そういった断定的な言い方では、”別れなければ不幸になる”って
言われてるような感じがして気になるものです。

そこで私はM子さんに伝えたのは……

相性は誰が相手であっても、良い面も悪い面もあるもの。
だから、その占いは最悪の結果を伝えてくれてるだけで、
それがすべてではないということ。
どうすればいいのかを先に考えることができるので、
たとえ最悪な事態になっても余裕で乗り越えられるということ。
そして、”相性が悪いから、付き合いもうまくいかない”なんて
絶対に思う必要などないのだということを。

M子さんのような相談を、私はこれまでに何度か受けたことがあります。
「相性が悪いって言われたんですけど、うまくいかないものですか?」
「別れたのは相性が悪いせいだと思うんですけど……」などというように。

M子さんにも伝えたように、はっきり言えるのは、
相性が合わないからといって、うまくいかないなんて絶対にないってことです。
相性は誰とであっても、良い場合と悪い場合の両面があるものです。
たとえば、お互いのわがままがぶつかり合って、どちらも引かなければ
最悪の事態を招いてしまうかもしれません。
でも、そんな時に自分の悪い面を冷静に抑えることができれば、
必ず関係は好転していくものなのです。

好きな人との相性を知るのは、とても良いことだと思います。
ただ、その結果に振りまわされるのではなく、
二人の関係を深めるためのヒントにしていくといいかもしれません。

知り合いに、性格がまったく合わず、年中ケンカをしながらも
ずっと仲良しでいるご夫婦がいます。
周りからすれば、まったく相性が合わなそうなこの二人が
うまく付き合いを続けているのはナゼだと思いますか?
性格は合わないけれども、実は、
相手を尊重することをお互いに忘れないでいるからなんです。
でも、実はそれができるのは、根本にある相手を思う気持ち、
相手への愛情のおかげなのかもしれませんね。

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好意を悪意にとられてしまったとき

親友の恋人が浮気しているのを知ってしまった。
さぁ、その時あなたならどうしますか?

1、親友が騙されているのを見ていられないから、すぐに報告する。
2、見て見ぬ振りをする。聞かれても絶対に言わない。

どちらが正しいということは言えませんよね。
親友を思えばこそ、すぐに伝えてあげないとって思うのも、
口が裂けても絶対に言わないって思うのも、友情だからです。

ただ、自分では好意でとった行動であっても、
相手の逆鱗に触れることはあり得ます。
とくに、恋愛問題に関しては、好意を好意ととってくれないケースが
多いのではないかと思います。

たとえば、K子さんは学生時代の親友に本当のことを告げたために
逆恨みされ、もう二度と会わない関係になってしまったといいます。

「高校時代の友達が新しい恋人ができたって写真をメールで送ってきたんです。
そうしたら、それが親友のI子の彼! びっくりですよ。ちょうどI子と
会う日だったので、すぐに送られてきたメールを見せました」

その後、その写真がきっかけでI子さんは恋人と別れ、
K子さんにもそう告げてきたそうです。ところが、

「私がそんな浮気っぽい人なら別れてよかったねって言ったら、
急に声色が変わって、”やっぱりね”って。私にはその頃恋人がいなかったので、
I子は自分を妬んでわざと写真を見せたんだろうって。
しかも、本当に親友なら絶対に写真なんて見せないとも言われました。
そんなことはないって何度も言ったんだけど、信じてはもらえなかった。
それっきり電話もメールもこなくなって、完全に嫌われてしまったみたいです」

親友のI子さんのためにとった行動が、こんな結果を招いてしまったのです。
でも、どうでしょう? もし、K子さんが黙っていたら、
I子さんは恋人と別れずにすんだのでしょうか? 
いいえ、それはあり得ませんよね。遅かれ早かれ恋人の浮気はバレ、
その恋愛は終わっていたはずです。
しかも、きっとその時はその時で、K子さんはI子さんに、
「どうしてもっと早くいってくれなかったの?」
って責められてしまってたかもしれません。
つまり、どういう態度をとっていたにせよ、I子さんに誤解され、
非難されるような結果になっていた可能性は高いわけです。

では、どうすればよかったのでしょう?
結果としては、一時離れる関係に陥ってしまったけれど、
K子さんのとった行動は正しかったといえます。
なぜなら、そこに”悪意”は存在しなかったからです。

どんなに巧妙な言動をとったとしても、
そこに”悪意”があるのかないのかは相手の潜在意識には確実に伝わるものです。
今すぐにはわからなくても、いつかI子さんもK子さんの親友としての
”好意”に気づき、感謝してくれる日がくるはずです。

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人と話すきっかけをつくるには

旅行やレジャーなど遊びで外へ出掛けると、
普段以上に人と知り合うチャンスが高まりますよね。
しかも、楽しい場面では皆笑顔が絶えないため、
ちょっとした出会いが恋に発展することも少なくありません。

ところが、メールだったら饒舌になれるのに、
面と向かうと何も話せなくなってしまう人が増えているようです。
せっかく出会っても、結局は仲良くなるきっかけをも
ふいにしてしまうというわけです。

20歳の学生、Oさんもそんな一人。
この夏、友達3人と出掛けたプールで親しくなった同年代の女性らと
自分はまったく話ができなかったと嘆いていました。

「何を話せばいいのか、まったく浮かばない。
一緒にいた友達はいろんなことしゃべってたけど、
かなりイヤな顔されてたところもあったんで、そんなの見ると
余計何話していいのかわからなくなってしまって。
いいなって思った子はいたんですけど、
結局、話せなくてそれっきりになってしまいました」

ことに男性は話す相手を意識してしまうほど、
Oさんのように(気の利いた話をしなければ……)と思い込み、
結果、何も話せず終わってしまうという人が多いようです。
でも、何を話そうか考えているにしても、気難しい顔をして
話に加わらない人がいたら、女性の立場からすれば
(きっと一緒にいてもつまらないのね……)って感じてしまうはずです。

それじゃ、どうすればいいのでしょう?

「気の利いた話は先にストックしておけばいいんですよね!」
Oさんは自信満々に言いました。
でも、ストックしておいた話を、相手が全然聞いてくれなかったら?
もしくは、その話が尽きてしまったらどうしますか?
私がさらに聞いてみると、彼は「う~ん……」と悩んでしまいました。

実は、会話を成り立たせることはとってもシンプルなんです。
初めて会った人であれば、なおさら簡単!
なぜなら、相手については知らない事がたくさんあるからです。
最低限のマナーを守って、まずは自分が気になったことを
質問してみればいいんです。

「だけど、聞かれたくないことってあるじゃないですか。
それを聞いちゃったら、マズイんじゃないかと思って」

相手が答えにくそうにしていたら、
「ごめんね。言いたくなければいいよ」って謝ればいいだけです。
知り合って間もない場合、人は相手のちょっとした態度で
その人がどういう人なのかを判断するわけです。
何もかも完璧にこなす人がいいのではなく(逆に胡散臭いですよね)、
失敗した時にどんな思い遣りを返してくれるのかが
大きなポイントに繋がるはずです。

また、男性は自分がどんな男かを知らせたくて、
つい自己アピールばかりをしてしまいがちですが、
相手が話したがりの人の場合は、まずは聞き役に徹するといいでしょう。

皆さんも、新しい”出会い”を大事にしてくださいね。

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ついたほうがよかった嘘

お互い絶対嘘をつかないこと。
R子さんは恋人とこんな約束をしたそうです。
ところが、付き合って1ヵ月もたたないうちに、二人の間に別れ話が
持ちあがったといいます。彼女は憤慨しながら私に訴えました。

「嘘をつかない人が好きだって言ったのは彼のほう。
なのに、私が正直に言ったことで怒っちゃって。別れるって大騒ぎしてるんです。
なんだか言ってることとやってることが違いすぎて、嘘つかなかった私だけが
バカみたって感じなんですよね……」

R子さんは何を正直に話したの?
「彼の友達と飲みに行って盛り上がって、つい浮気しちゃったんです。
それを彼が勘付いて聞いてきたから、やっぱり嘘つくのはいけないなって思って
すべて正直に話したわけなんですけど……」

嘘をつかない約束をしたがる人は多いと思います。
でも、何もかもを正直に話すのが良いことだとは限りません。
これを言えば、明らかに相手を傷つけてしまうってわかってることは、
たとえ約束を破ることになったとしても、絶対に口にすべきではないはずです。
もしくは、話す以上はそれなりの覚悟をもって話さなければならないでしょう。
ですから別れ話を切り出されても、浮気をしたR子さんには同情の余地は
ないのかもしれません。嘘をつかずに本当のことをしゃべったからと言って、
それが彼女の”浮気”の免罪符になるわけではないんですから。

「じゃ、嘘をつきとおせばよかったってことですか?」
もちろんそれが最善というわけではありませんが、
別れる気がなく、彼に悪かったと思う気持ちがあったなら、
そうしたほうがよかったのかもしれません。

私自身も実際、嘘をつくのもつかれるのも好きではありません。
でも、相手を思いやればこそ、嘘をついたほうが良い場合もあるわけです。
だからそんなときは、自分が死ぬまで本当のことを話さない覚悟で嘘をつきます。
そして、相手が私に対して嘘をつくなら、死ぬまで本当のことを
言わないでいてほしいと思っています。

恋人との関係だけに限らず、相手を傷つけない嘘、相手を喜ばせる嘘を
上手に使うことで人間関係はとてもスムーズになるものです。
正直になることだけにとらわれず、相手への思いやりを基本にすれば
『嘘』も『悪』とばかりはいえないはずです。

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合わない人との付き合い方

人付き合いは難しい……。
こんな言葉とため息を聞かされることがたびたびあります。

人は皆、一人で立って生きていかなければならないけれど、
何をするにも誰かしらとかかわる必要があります。
友人や恋人であれば、自分が選ぶことはできても、
職場や学校などでの付き合いとなると選択が不可能なために、
毎日嫌いな人と顔を合わせなければならない理不尽さが
ついて回ることになってしまうわけです。
当然、苦痛が生じます。
同じ空気を吸うのさえ嫌なのに、
部下や後輩として従わなければならなかったりすれば、
なおさら耐えられないほどの痛みとなるはずです。

「私は真面目に生きてきました。それなのに、転職しても転職しても
いつも嫌な上司にあたります。私が個人的に抱いてるのではなく、
皆から嫌われてるような人間的に最悪の人にです。
いいかげんな指示をされ、ミスをしようものなら、
誰がいようと大声で怒鳴りまくられます。
せっかく会社を替えて、これでやっと楽しく仕事ができると思ってたのに、
どうしてこんな人とばかりかかわってしまうのか……。
私はこの先どうしたらいいのでしょうか……」

転職して間もないY子さんはそう言うと、冒頭のようにため息をつきました。

会社を替わっても逃げ切れない、合わない人との人間関係……。
この世に合う人、合わない人が半々ずついるとすれば、
どこへ行ってもそういう人と遭遇するのは仕方ないのかもしれませんね。
となると、彼女のように追い詰められてしまった場合、
どうしたらいいのでしょうか?

私がよくやる方法はこうです。

まず、最初に合わないと少しでも感じたら、
相手と自分との間に距離を置きます。
そして、お互いの関係を客観的にとらえるようにするのです。
主観的な関係でいれば、嫌な態度を取られるたびにストレートに
傷ついてしまいやすいけれど、ちょっとでも引いていれば
たとえ怒鳴りつけられても、(また、あんなこと言ってる……)
と冷静に受け止め、聞き流すことができるわけです。

しかも、相手を客観的に見ることで、
意外な時に相手の良いところが発見できたりもします。
(わりと気が利くんだ……)
(優しいところもあるんだ……)
そんなことに少しずつ気づいていくうちに、
不思議と嫌で嫌でたまらなかった相手のことを
それほど憎まなくなっていくのです。
つまり、どうでもよくなっていくような感じです。

これは相手との間に距離を置くことで、
相手も意地悪し辛くなるということもあります。

口ではっきり「あんたなんて嫌い!」と言わなくても、
(コノヤロ-……)と心で強く思ってるだけで
相手にはあなたの気持ちが明確に伝わってしまいます。
もちろん、人は自分を嫌ってる相手を良くは思いません。
ですから、Y子さんのようなパターンは、
彼女が真面目で一生懸命やる分、なおさら上司に対する
理不尽さを訴えるエネルギーを大量に発していたために、
余計に嫌な態度を取られたといってもいいかもしれません。

相手を嫌うというネガティブな光線は、
自分が思う以上に強く、根深いものです。
嫌だな……と感じた相手には、まずは自分から
それを出さないようにすればいいのです。

見方をちょっと変えるだけで、
人間関係は大きく変わっていくものです。
もしかしたら、大嫌いなあの人が自分の欠点を
フォローしてくれる人かもしれないし、
大事な人との橋渡しをしてくれる人かもしれません。

自分の運命をあきらめたり嘆くのではなく、
自分の姿勢をほんの少しでも変えてみてください。
必ず、これまでとは違った色に変わっていくはずですから。

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本音が言えない

他人には良く思われたい。羨ましがられたい。

本当の自分を出せず、つねに見栄を張った自分だけを見せてしまう。

43歳独身のK子さんは、いわゆるバリバリのキャリアウーマン。

お給料もこのご時世の中、一人では十分過ぎるほどの収入を得て、

悠々自適な生活をしているように思われるのを

かつては得意にしていたのだと言います。

ところが、年齢を重ねるごとに、「羨ましがられたい」という

思いがますます高まり、それと同時に心を許し本音を話せる友人が

一人二人と減っていってしまったのだそうです。


「本当は結婚したいけど、恋人に対しても

”私は仕事が大事だから、自由でいたいの!”

なんて粋がって、結局はふられてしまいました。

40過ぎてからは恋人さえもできないありさまなんですけど、

仕事場ではつい、”仕事に恋愛はジャマだから!”なんて

強がったことばかり言ってしまって……。

多分、私の言葉を皆本気にしているんだと思います。

いつから私はこんなふうになってしまったんでしょう。

今さら反省してももう遅いですよね。

ただ、子供が産めるのはもう限界だと思うと、

やっぱり素直な自分を取り戻したいとは思います。

だけど、本当の私を周囲に知られたくないのも事実なんですよね」


確かに年齢が高くなるにつれて、人は頑固になりやすく、

素直に自分を出せなくなる人は多いような気がします。

年齢とともにプライドも上がり、本音を出すのが

恥ずかしくなってしまうということもあるのでしょう。

でも、周囲に羨ましがられたり、良く思われたからといって、

彼らは何もしてはくれません。羨望の眼差しを一瞬向けるだけで

これから長く続く幸せをもたらしてはくれないのです。


どうして友達が離れていってしまったんだと思いますか?

私はK子さんに尋ねました。

「私が本音を言わなくなったからだと思います。見栄を張ったり

強がってることを見抜いていたんじゃないかしら。

実は一度はっきりと言われたことがあったんです。

”本当のあなたが見えない”って。

でも、そのときの私は友達に対して聞く耳を持っていなかったから、

なんて失礼な人なの!って言い返してしまって。

結局愛想を尽かされたんですね。

その後は付き合いもなくなってしまいました」

彼女はそう言うと、肩を落としうな垂れました。


そんなK子さんに私は、”気づき”に早いも遅いもなく、

すべてをあきらめる必要などないことを伝えました。

誰彼にまで自分をさらけ出す必要はないけれど、

自分にとって大事な友達に対しては、私に話してくれた態度そのままで、

これからは自分の素直な気持ちを伝えていけばいいだけです。

もちろん、最初の一言はとっても勇気がいることだと思います。

でも、その一言がいかに大事なものなのか気づけたわけだから、

プライドにはこだわらず、謙虚な気持ちで接することができるはずです。



つくづく年齢で人は計れない……ということを感じます。

つまり、人生で学ばなければならないことはたくさんあって、

それは年齢ではなく、心が感じ気づいて得ていくものだからです。

そう考えると、「私はこれで十分!」なんてことは誰にもないはずです。

何歳になっても、”学ぶ姿勢”を忘れずにいたいものですよね。

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十人十色

日々いろいろな方とお会いし話しをしていると、

つくづく人は考え方も生き方もまったく異なっているのだと

思い知らされてしまいます。


先日、32歳のK美さんがこんな話をしてくれました。

K美さんの友人は恋人と別れたばかり。

彼女を慰めてあげようとK美さんは夕食に誘ったのだそうです。

恋人との思い出がつまった地元の店は避け、

わざわざ新しくできたレストランを予約しておいたのは、

K美さんの親友としての配慮からでした。

ところが、新しい店で食事をし終えた後、

友人はかつての恋人との行き付けの店に

K美さんを誘ったと言うのです。

K美さんは驚いて友人に聞きました。

「彼とのことまだふっきれてないんじゃないの?」

「ううん。もう大丈夫」

「じゃ、どうして彼とよく出掛けた店に行こうなんて言うの?」

「え?別に、あの店気に入ってるからなんだけど……」

「うそ!ホントはまだ彼のこと好きなんでしょ?」

「ううん。そんなことないよ」

K美さんは、友人の考えてることがさっぱりわからなかったと言います。

「だって私だったら別れた恋人とよく出掛けたところには行く気になれないもの。

店の外観を見ただけで、彼とのことを思い出しちゃうし。

気持ちを切り替えるには、彼との思い出を一切断ち切ることだと思うんだけどな」


K美さんのように、恋人本人だけでなく、その人と関わったすべての物にまで

恋人の影を感じてしまう人は少なくありません。

そういう人は、別れたと同時に、プレゼントされた物までも

自分では持っていられず、処分してしまうことが多いように思います。

でも、一方でK美さんの友人のように、人は人、物は物、

と割りきれる人がいることも確かです。

K美さんにとっては友人のあっさりした考え方はわかりにくいかもしれません。

とはいえ、その友人にとってもK美さんがなぜそこまで思い出の店に

こだわるのかが理解し難いかもしれませんよね。


人はとかく自分の物差しで相手のことまでもを計りがちです。

そして、それに当てはまらないと、「ヘンなの」「おかしい」と

相手を非難してしまうことが多いのではないでしょうか。

もともと”考え方や生き方は皆違う”って思っていれば、

人との間に違和感が生じるのも当たり前のことだって受けとめられるはずです。

K美さんのように友人の言動に驚いたりがっかりすることもなくなり、

それを相手の”個性”として認められるようになるというわけです。

そして、たくさんの違和感を自分の中に取り込んでいくことは、

さらにあなた自身の考えを充実させることにも繋がっていくでしょう。

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伝えるべきこと

自分の本当の気持ちがなかなか相手に伝わらないとき、

なんだかもう誰も自分のことをわかってくれる人なんて

現われないような気がして、落ち込んでしまいやすいものです。

とくに相手が、家族や恋人、親友の場合はショックも倍増!

(自分はもう独りぼっちだ……)って思いこみがちです。


それはどうしてだと思いますか……?


実は、身近な人に対してほど

「自分のことはわかってもらえるはず」

という「期待」が大きくなっているからです。

「伝えたいこと」そのものよりも、「わかってほしい」とか

「察してほしい」という気持ちのほうが強く出てしまっているんです。

だから、実際は(わかってもらえない……)って落ち込んでるときほど、

肝心の「伝えたいこと」を口にしていないことが多いのかもしれません。


「どうしたの?何かあったの?」

って聞かれても、一大事が起こったときほど

素直に答えられなかった経験はありませんか?

「別に……」なんて言ってみたものの、

本当は言わなくてもわかってほしいって気持ちでいっぱいです。

とはいえ、そんな返事をしてしまったから、

(もっと聞いて!もっとかまって!)って心で叫んでも、

相手はそれ以上何も言ってはくれません。

結局、最初に述べたような悲しい気持ちに陥ってしまうというわけです。


もうそんな無意味な悲しみを味わうのはやめにしましょう。

そういうときに相手がどのくらい自分を察してくれるかで、

愛情をはかることなんてできないんですから。

大事なのは、「どれだけ自分をわかってくれてるか」ではなく、

相手があなたを「どれだけわかろうとしてくれてるのか」ということ。

愛されたい相手であればなおさら、あなたの「伝えるべきこと」

しっかり話す勇気を持ってくださいね。

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